皆さん、スポーツ観戦をしたことはありますか?
好きなスポーツ、好きなチームがある人は、スポーツ観戦が趣味という方も多いと思います。
また、好きなスポーツ、好きなチームが特になくても、
「友人に誘われて初めて見たけど面白かった!ルールとかはよく分からなかったけど!」
という経験をされている方も多いと思います。
ルールが分からなくても楽しめてしまうのがスポーツですよね。
自分にとってラグビーが正にその状態でした。
しかし、ルール等を分かった上で観戦すると、更にスポーツ観戦は面白くなります。
そこで、スポーツ観戦をする前に知っておくと、より楽しめるポイントをまとめていきたいと思います。
まずはラグビーのルール編です。
目次
基本ルール
ラグビーを見たことがない人からすれば、
「ラグビーのルールはたくさんあって難しい」
「何をどうしたら点数が入るかすら分からない」
という状態であると思います。
もちろん全て大事なのでルール化されているのですが、観戦するまでに全部を覚えるのは難しいと思います。
そこで観戦を楽しむための最低限のルールだけまとめておきます。
試合時間

前半40分、後半40分の計80分間で行われますが、プレーが途切れるまで試合が続くので、80分間を超えて試合を行うことになります。
また、ハーフタイム(前半と後半の間の、休憩をしたり、作戦を立て直したりする時間)が15分以内と定められているため、観戦する時間は合計で約100分といったところです。
更にスタジアム等で観戦するとなると、試合時間の他に、席を探して着席するまでの時間であったり、飲み物を買う時間であったり、試合後にグッズを買ったりする時間であったりと、試合時間と合わせて3時間くらいは見ておいたほうがいいかもしれません。
プレーの原則
ボールを持った選手が一番先頭になり、その選手より前でプレーすることはできません。
そのため、パスをするときは自分より後ろに投げることになります。
そして、パスを受けた選手がまた一番先頭になるため、パスを受けるときに前にボールを落としてしまうと、反則になってしまいます。
ただし、ボールを蹴ったときだけは、先頭の選手より前にボールを出すことができます。
得点の入り方
トライ
インゴールと呼ばれるグラウンドの端っこのエリアにボールをつけると5点が入ります。

コンバージョンゴール
トライが成功すると、セットしたボールをキックして、ゴールを狙う権利が与えられます。
キックしたボールが「H」の形をしたゴールポストの間を通ると2点が入ります。
トライが成功して、コンバージョンも決めると、5点+2点で合計7点が入るという訳です。
ちなみに、選手が独走状態でインゴール内まで来たにも関わらず、すぐにトライせずに、ゴールポストの方向へ走って行ってトライした光景を見たことはないでしょうか。
実はコンバージョンというのは、
「トライした地点の延長線上からキックしなければならない」
というルールがあるため、キックをする選手が少しでも成功しやすいように、中央へ寄ってトライしているのです。

ペナルティゴール
セットしたボールをキックして、キックしたボールが「H」の形をしたゴールポストの間を通ると得点が入るのは、コンバージョンゴールと一緒です。
コンバージョンゴールが2点入るのに対して、ペナルティゴールは3点が入ります。
ペナルティゴールは、相手の重い反則に対して与えられるもので、サッカーのペナルティキック(PK)と近いものがあります。

ドロップゴール
プレー中にボールをワンバウンドさせてからキックして狙うゴールです。
キックしたボールが「H」の形をしたゴールポストの間を通ると3点が入ります。
トライ5点、コンバージョンゴール2点、ペナルティゴール3点、ドロップゴール3点
プレイヤー人数
一般的なプレイヤー人数は15人です。
その他にも、オリンピック競技にも採用されている7人制ラグビー(セブンズ)もあります。
15人制ラグビーは「格闘技とボールゲーム」
7人制ラグビーは「鬼ごっこ」
というイメージです。
ノーサイド
ルールではありませんが、試合終了のことを「ノーサイド(NO SIDE)」と言います。
試合が終了し、「敵も味方もなくなった」という意味で使われます。
試合中は身体接触(コンタクト)が多く、怪我をしてしまうこともあります。
しかし、敵も味方もなくなったあとは、どんな状況でもお互いの健闘を称えあうという訳です。

まとめ
ラグビーの基本中の基本といえるルールは以上です。
もちろん細かなルールはまだまだたくさんありますが、上記のルールを分かっていれば、最低限ラグビーの試合は楽しめるはずです。
どれだけ激しい戦いをしても、試合終了後はお互いを称えあう。
正にスポーツマンシップですよね。
ぜひスタジアムで観戦して、「ノーサイド」の精神を感じてみてください!
<参考文献>
著者 | 書名 | 出版社 | 発行年 |
斉藤 健仁 | ラグビー語辞典 | 誠文堂新光社 | 2019年 |
<関連リンク>
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