【ラグビー】知ると観戦が楽しくなる!セットプレーとは?【写真で解説】

「セットプレーって何ですか?」
と聞かれて答えられる人は、何かしらのスポーツが好きな人でしょう。

セットプレーというのは、試合再開方法の一つを言います。
サッカーでセットプレーというと、「ボールを決まった位置にセットして(置いて)試合を再開すること」を言いますが、ラグビーの場合だと、「ボールと人を決まった形にセット(配置して)試合を再開すること」を言います。

ラグビーではどんな形で試合を再開するのか、解説していきます。

目次

スクラム

ラグビーの代名詞とも言えるスクラム。
スクラムの強さがチームの強さと言ってもいいほどの、セットプレーの中でも最重要なプレーです。

組み合った瞬間の「ゴッ!」という衝撃音は、ぜひ生で聞いてみていただきたいと思います。

どんな時に行うのか?

軽い反則があった時の試合再開方法です。
反則があった地点から再開され、反則されたチーム側のボールでスタートします。

誰が行うのか?

スクラムは、FW(フォワード)陣8人対8人で行います。

どう行うのか?

レフリーの「クラウチ」「バインド」「セット」の掛け声で押し合いが始まります。

押し合いをするので、FW(フォワード)陣8人の合計体重が重いほど有利と言われています。
しかし、一番重要なのは、FW(フォワード)陣のコンビネーション。
コンビネーションが合っていれば、1+1が3にも4にもなって、体重差をはねのけることができます。

なぜ重要なのか?

  1. 相手ボールからのスクラムだったとしても、押し合いに打ち勝てば、ボールを奪い返すことができます。
    そして、奪い返した位置によっては、直接ゴールを狙える可能性があります。
  2. プレーが一時中断することになるので、予め立てておいた作戦を実行するチャンスです。
    しかし、スクラムで負けてしまうと相手ボールになってしまいます。
    そのためスクラムが弱いとピンチを迎えることもあります。
  3. この③が一番大事なのですが、
    「自チームのFW(フォワード)陣がスクラムで負けるはずがない!」
    という自信を持っていると、BK(バックス)陣が守備にとらわれず、大胆な攻撃をしかけることができます。

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FW(フォワード)陣やBK(バックス)陣のポジションについて知りたい時はこちら
【ラグビー】スポーツ観戦する前に知っておきたいこと【ポジション・役割】

ラインアウト

HO(フッカー)が投げ入れ
PR(プロップ)が持ち上げ
LO(ロック)が取る

どんな時に行うのか?

ラインアウトはボールが外に出た後の試合再開方法です。
ボールが外に出た地点から再開されます。
※ダイレクトタッチの場合は、ボールをキックした地点から再開されます。

<関連リンク>
ダイレクトタッチについて知りたい時はこちら
【ラグビー】知ると観戦が楽しくなる!22メートルラインとは?【写真で解説】

誰が行うのか?

一般的には、HO(フッカー)が投げ入れ、PR(プロップ)がLO(ロック)を持ち上げて、LO(ロック)がボールを取ります。

どう行うのか?

ラインアウトに参加する人数は、2人以上と決まっています。
「2人以上」となっているのは、ボールを投げ入れる攻撃側が何人参加するか決めることができるためです。
しかも2人以上揃えば攻撃側はボールを投げ入れて良いことになっています。
そのため、攻撃側と守備側で
「何人参加させるのか」
「何人目でボールが入るのか」
と駆け引きが生まれます。

キックオフ

どんな時に行うのか?

キックオフは、前半、後半の試合開始の際、又はゴール後の試合再開時に行います。

誰が行うのか?

特に決まりはありませんが、一般的にチームで一番キックが上手い選手が蹴ります。

どう行うのか?

ハーフウェイラインの後ろから、10メートルラインを超えるように、ドロップキックで行います。

ドロップキックって?

ドロップキックとは、ボールをドロップして(落として)ワンバウンドさせてからボールを蹴ることです。

まとめ

セットプレーは、
「試合が一時中断した後の試合再開方法」で
「決まった人数、決まった形がある」ため、作戦が立てやすいプレーとなります。

様々なチームが、様々な作戦を立ててプレーしています。
今度試合を見る機会があったら、「どんな作戦を立ててプレーしているのか」に注目してみるのもいいでしょう!

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